事業を始めるなら個人or法人?

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◆本文
事業は個人で始めるべきか、法人ではじめるべきか。また、事業も一定規模に達したのだが法人成りするメリットはあるのだろうか。このようなことを結論も出ないまま、ただもんもんとお考えの方が多いと思います。そこで、いくつかのポイントを挙げたいと思います。
(1)信用力
一般的に事業がそれなりの規模になれば、社会的信用力の点で法人組織の方が良いでしょう。いつやめてしまうかわからない個人事業者と比較すると、取引先との交渉、銀行取引、従業員の採用に至るまで色々な面で活動しやすくなります。この点については、皆様の人生経験からもある程度は見当のつく内容ではないでしょうか。
(2)危険分散
縁起でもないですが、もし事業に失敗したときのことを考えてください。個人事業者の場合は、事業主個人が事業から生じた損失などの全責任を負わなければなりません。ところが株式会社ですと有限責任ですので、出資者は出資額を限度に責任を負えばよいのですから、事業に失敗した場合のリスクを分散できます。
(3)開業手続き
個人事業者は開業がとにかく簡単です。小規模ビジネスであればほとんどの場合税務署への届出だけで済みます。ところが、法人となると設立登記までの一連の手続きが必要です。さらに税務署への届出や社会保険関係の手続きまで必要となります。
(4) 税金・保険
個人事業者と法人では課税方法が全く違います。また、保険(国民健康保険・健康保険)や年金加入の仕方も全く違います。個人事業者の場合は、所得税・個人住民税・個人事業税・国民健康保険税(料)・国民年金、法人の場合には法人税・法人住民税・法人事業税・健康保険・厚生年金を考えなければなりません。普通の方ならこれだけ聞くと考えたくなくなりますが、これらは毎年のコストに重大な影響を及ぼすことになるので専門家に相談されることをお勧めいたします。当事務所でもこのような相談は比較的多いです。
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◆もう一度整理してみましょう
(1)法人は社会的信用力の点で有利
(2)株式会社や合同会社は有限責任、個人は無限責任
(3)法人は設立手続きに手間がかかる一方、個人は開業が簡単
(4)個人と法人では税金などの計算方法が全く違う
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◆こんなことにも注意しよう
(1)事業を始める際には、キッチリ計画を立てましょう!なんとなくはじめた事業はなんとなく失敗します。しかし、借金という痛みだけはハッキリ残りますので。例えば、「個人・法人のどちらが良いのかよくわからないのでとりあえず法人で開業した」というのでは、計画性がないということになります。
(2)自分が始める事業にどのくらいの協力者・理解者がいるのか確認してください。また、自分の能力のたな卸しもしてみてください。これら作業の重要性が開業後まもなくわかります。
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